最初に書いておくけど、僕がカード現金化をしているわけではない。
僕が昨年まで、知人がカード現金化から脱出できるように手を貸してしたんだけど、カード現金化がいかに恐ろしく、また抜け出すことが難しいかを伝えれればと思う。
便宜上カード現金化をしていたのをA君とする。
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僕に相談をしてきた時点で、A君の負債は400万円超
その前に、カード現金化がどういうものかを説明しておくけど、これは色々な種類があるので、一例に思ってもらえればいい。
かなり簡素化すると、こんな感じのイメージが分かりやすいと思う。
- まず、お金に困ったA君がが現金化業者の指定するWebサイトで商品を購入しクレジットカードを使い決済をする
- 現金化業者はカード決済が確認出来たら、決済額の7割~9割を振込
7割で計算して、例えば月30万円を作るためにカード現金化をして凌いだとしたら、43万円の決済がカード決済が必要となる。
43万円の決済→30万円の現金
その月の30万円分の支払い現金は確保出来るんだけど、カード利用額としては43万円を使っていることになるので、翌月の支払いは43万円となる。
で、この43万円を支払いできないもんだから、また、カード現金化をしないといけなくなる。
43万円の現金を作るために必要な決済額は62万円!
2か月カード現金化しただけで、最初に足りなかった30万円の倍になっていることにお気づきだろうか。
3か月目、62万円が足りないからと、カード現金化しようと思ったら89万円の決済、次が127万円→182万円→260万円→372万円→532万円
7割でカード現金化をした場合の増価額
1か月目 | 43万円 |
2か月目 | 62万円 |
3か月目 | 89万円 |
4か月目 | 127万円 |
5か月目 | 182万円 |
6か月目 | 260万円 |
7か月目 | 372万円 |
8か月目 | 532万円 |
こうやって表にしたら、いかにヤバイか、よくわかるのに、A君は半年もこのカード現金化を続けていて、僕のところに来た時点で400万円オーバーだった。
半年なら260万ぐらいのはずなんだけど、よくよく聞いてみたら、途中でお金が無いのにリボで100万円のROLEXを買ったりと、散財していたみたい。
マジでビビる・・・。
僕がお金を貸して、仕事を与えて、リボに出来るものは全てリボに変えさせて、毎月35万円あれば、生活できるようにしたんだけど、結局1年ぐらいで心が折れてしまっって、僕の仕事もしなくなって、あれだけしないと約束したカード現金化にまた手を出して、先日久しぶりに会った時には、家賃も3か月滞納、光熱費も未払い、カード支払額もまた400万円を超えていた。
にも拘わらず、必死に働くこともせず・・・どうすんだろね。
今どうしてるの?って聞いたら、「ユーチューバーになるために頑張ってます!」って!?
ユーチューバーが悪いと言っているわけでは無くて、今は、今スグに稼げることに注力すべきなのに、すぐに結果の出ないユーチューバーは今やるべきではないだろうと!
バイトでもしてりゃあまだ救い甲斐もあるけど、働いても無いし、同棲している彼女のクレジットカードでキャッシングしてるし、開いた口が塞がらないとはまさしくこのこと。
僕は、お金を貸した時点で帰ってこないことを想定していたので、損をしない仕組みを作っていたので、ノーダメージなんだけど、世の中にこういう奴が普通に居るという事実が恐ろしい。
カード現金化なんでするもんじゃない
カード現金化は禁断の果実とでも言ったらいいんだろうかね。
カード現金化ってそんなに手間もかからないから、その時は支払が出来て、気持ちが楽になるんだよね。簡単にできちゃうし。
でもね、一度手を出すと、抜け出すことが出来ない麻薬みたいなもので、最後どうしようも無くなるまでやめることが出来ない。
A君も使いすぎて、払えなくなったんだったら、その時点で、専門家に相談して、事情を話して分割とかにしてもらえれば、ここまで、支払額が膨れ上がることもなかったのにね。
「自己破産すればいいじゃん」なんて軽く考えてる人にお知らせ。カード現金化は「自己破産手続き上の免責不許可事由になる」ので自己破産出来ない可能性もあるので、お気をつけ
を。
自分でどうにかしようとして、蟻地獄に嵌ったパターン。
A君の場合は変に支払をしなくては!という意識が働きすぎて、間違った方向に行ってしまったんだと思う。ある意味真面目なんだろうけど、真面目な人ほど陥りやすいのかもね。
今もしカード現金化をしている場合
直ぐにやめて、最寄りの司法書士や弁護士に相談することをおススメする。早い段階でキチンとした知識のある専門家に相談することでダメージは少なく解決できるかもしれない。
ほんと、何より専門家に相談するのが一番。