ある日職場に1本の電話が・・・。

「私●●ッテ●●の〇田と申します。ぜひビジネスで聞いていただきたい○○の講演会がありまして、そのご案内にお伺いさせていただいてもよろしいでしょうか?」

うろ覚えですが、こんな感じで電話がかかってきました。

まぁ怪しげなセミナーでもないし、有名な方の講演会だったので案内だけは聞いてみようかな?
とアポイントをOKしたのでした。

その頃、1週間にびっくりするぐらい先物業者からの電話がかかってきていましたので、いい加減疲れていたのかもしれません。

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目次

  1. 講演会はエサ
  2. 1枚とかいうわけのわからない仕組み
  3. 石油から金プラチナへ
  4. 追加資金の催促と最終損益

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講演会はエサ

よくよく考えてみればわかるのですが、先物会社が講演会の案内っておかしい話なわけですが、当時の僕はそんなこと1ミリも怪しむことなく、話を聞くテーブルに乗ってしまったんですね。

ほんまアホですよ。

相手はプロです。帰るころには僕の口座申込の用紙をしっかりとゲットして帰っていきました。

確実に儲かるとは言わないんですよね。
事例を沢山出して、こうしたら○○円、これなら○○円と具体例でその気にさせてくる感じでしたね。

僕も最初は構えていたのですが、段々と相手のペースに引き込まれて結局150万円で口座を開くことになりました。

ただ、この時MAX出しても200万円と心の中で決めて口座を開きました。
これが正解でした。

1枚とかいうわけのわからない仕組み

FXを触った今ならわかるのですが、それまで信用取引どころか先物取引なんてしたことがなかったので、さっぱり意味がわからないままC社の口座を開いたのです。

はっきりとは覚えていませんが、50単位で1枚とかそんな感じだったような気がします。
要は1枚取引を行えば×50単位分の取引をしているという感じです。

最初は儲かるんです。

「40万円儲かったので、振込させてください。」

とかね。これも手なんでしょうが。

その後は、まあびっくりするぐらい資金が減っていきました。

石油から金プラチナへ

暑さも過ぎさり寒くなってくると石油から今度は金への投資をすすめられました。
実際はオレンジとか大豆もすすめられたんですが。

「昨年の実績では金が上がっているので・・・」
「今がチャンスです!」
「12月は毎年上がってますよ」

またまんまと金プラチナ投資に乗っかると、資金は更に減少し、ちょっと増えたらまた減少しといった感じでした。



追加資金の催促と最終損益

取引がそんな感じだったので、資金もすぐに1/10,1/20と減っていき、終いにはロスカットしないといけないという電話がかかってきました。

でもね、ここでも簡単にはロスカットさせてくれないのです。
「あと、1日、2日だと思うんです」
とか言うんですよね。

こっちは150万が無くなっているわけですから、
「それならいくらいれたらいいの?」
とこうなるわけです。

ちょこちょこちょこちょこ資金を追加して追加分が50万円となりました。
そのタイミングで、またロスカットになるから追加資金をとの電話がかかってきました。

当初から資金は出しても200万円と決めていたので、僕はロスカットを受け入れることにしました。

こういう決断はすぐにできるんです。

〇田さんはびっくりしていましたが、ロスカットして、残金を振り込んで貰う話をしました。
口座は残しておけば、また使えるから云々かんぬん言っていましたが全て解約してもらいました。

最終的に口座に振り込まれた金額が853円!

この期間約24か月。

先物業者ってすごいですよね。って話でした。